３月給食献立表

「食」という字は、「人を良くする」と書きます。食事を楽しく食べることは、身体を健康に保つだけでなく、心に安らぎと安定をもたらします。

３月はいろいろな行事があり、会食の機会もあります。友達と一緒に楽しく・おいしく食べる子どもに成長してほしいと思います。

◇今月の食育の日　MENU◇

菜の花あえ

あたり一面に広がる菜の花畑は、春のイメージそのものです。昔は、ナタネ油をとるために栽培していましたが、現在は野菜として食べるのが主流になっています。

春の訪れを告げる野菜として好まれる菜の花は、カロテンのほか、ビタミンB1・B2・Cも多く、カルシウムや鉄分も含んでいます。かすかな苦味を持つものもあり、和え物や漬物、お浸しなどにします。また、洋風や中華風の料理にも合うので、この時期に、アサリやベーコンと一緒に炒めてスパゲティソテーの具にしたり、クリームシチューの青みや中華炒めの具にしてみてはいかがでしょう。

◇３月の行事食◇

おひなずし　ちくわの桃香揚げ
黄にらのしまし汁　くだもの

３月３日は「桃の節句」です。川辺で身を清めてわざわいを払う中国の風習がはじまりで、江戸時代に、女の子の誕生と成長を祝うひな祭りに発展しました。おひな様に、ひし餅、白酒などを供えて、ちらし寿司やハマグリの吸い物をつくって祝うようになったのはこの頃からのようです。

保育園のおひなずしは、すし飯ににんじん、ごぼう、しいたけ、卵、さやえんどうなどを加え、春らしい彩にしています。

また、すまし汁には岡山特産の「黄にら」を使います。太陽の光を遮断して栽培される「黄にら」は、食感は軟らかく、ほんのりとした甘味があります。「アホエン」という物質が含まれ、脳の老化を食い止め、記憶力を良くする効果があるといわれています。

黄にらの特徴
色彩：優しげな黄色
食味：シャキシャキした歯ごたえ
　　　　ほんのりとした甘味
香り：ソフトな香り